インビジブル

インビジブル (2008/02/20) エリザベス・シュー、ジョシュ・ブローリン 他 商品詳細を見る

あらすじ
自らの身体を実験台に、DNA操作による人体の透明化に成功した科学者「セバスチャン」。だが研究は未完成で、彼は元の姿に戻れなくなってしまう。一生自分の姿を鏡で見る事ができないという彼の絶望は、やがて研究仲間への憎悪に変わって行く。



財布をね。なくしたんですよ。
凹んでるんですよ。
グスン……｡･ﾟ･(ﾉД`)･ﾟ･｡
関係ないんですけど、ね……。



さて、インビジブルです。
あちこちで評価の悪い作品ですが、
ある一点においては評価していいと思います。
まさにインビジブル、すなわち透明人間の表現についてです。

映像技術を駆使して描く透明人間、
そして目に見えない相手の位置をつかめない恐怖、
どこから襲われるか分からない緊張感、
その辺は、なかなかうまかったです。
ありきたりではありますが、透明人間対策を、これでもかと見せてくれます。



透明人間になることで精神に異常をきたし、殺人鬼へと変貌する科学者。
ケビン・ベーコンを久しぶりに見ました。
身体が透明になるとモラルなども欠如していくという辺りが、なかなか深かったです。








どんどん透明化していくケビン・ベーコン。

この映画、少し斬新だったのは、既に透明人間になる技術が出来上がっていることですね。
問題は、元に戻す方法が見つからないこと。

それにしてもケビン・ベーコン、やたらイライラしてます。
お前、何をそんなキレてんの？て感じです。






不法侵入やレイプに始まり、遂に殺人までも犯し始めるベーコン。




水中を泳ぐ透明人間。
綺麗な映像に仕上がっていると思います。




閉鎖された密閉空間内で、透明人間との鬼ごっこが始まる。






どこにいるか分からない殺人鬼の魔の手に、一人、また一人と殺されていく……。








唯一の頼りだった赤外線ゴーグルも、噴き出す蒸気に遮られてしまう。




消火器を使って敵の姿を見つけようとするが、弄ばれる一方。






輸血用などの血液をぶちまけ、相手の位置を知ろうとする。
これも古典的な対処法だ。




突如として背後に浮かび上がる輪郭。恐怖だ。








スプリンクラーを浴びて、水が輪郭を流れ伝い、姿が浮かぶ。




殺人鬼の最期。
この辺になると、透明人間とか関係ないので、特に面白くはない。


財布が見つからなくて凹んでいるので、今日はこれだけにしておきます……
自分も体験あるよ、とか、可哀想に、とか、盗人ボケ、と同情してくださる方は、
ポチポチとお願いできませんでしょうか。

……俺のポール・スミスが……。
帰っておいで、ポール……。