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L change the World

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見てきました。

普通の映画だって見るんですよ(∀`*ゞ)エヘヘ

DEATHNOTE 『リューク』フィギュア

DEATHNOTE 『リューク』
フィギュア

販売価格¥9,135

「その様子だと、もうそれが普通のノートじゃないってわかってるんだろ?」漆黒の翼を翻し、ライトの目前に現われた一匹の死神、リューク。少年誌にここまで怖ろしい顔の登場人物が主要キャラとして登場し、人気を博したのは久しぶりじゃないでしょうか。その風貌と裏腹にりんごを…

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↑↑リュークも出演しておりました。

さて、感想なんですが……これは、完全にキャラ映画です。
エイリアンvsプレデターみたいなもんです。
お話がどうとかじゃなくて、Lというキャラの映画です。。
なので、純粋に物語を期待して見に行った自分は、何が面白いのかサッパリ分かりませんでした。
ですが、松山ケンイチを好きな人は、存分に満腹できるのではないかと思います。


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↑タイトルのとおり、これは彼の映画だ。

俺的には、『アンフェア the movie』を見た時と同じで、
どんなB級にも耐えられるというのに、不覚にも映画館で欠伸をしてしまいました。
『アンフェア』は友達と、『サンシャイン2057』と二本続きで見に行ったのですが、
俺は『サンシャイン』がものすごくツボで、めちゃくちゃ面白かったのですが、
友達には知らん振りされ、その後の『アンフェア』は、俺には全く良さが分かりませんでした。
が、友達は面白かったと言ってました……俺の感覚がずれてるんでしょうか。
まあ、分かってたことですけどね。
ただ、今回の『L』は、連れも「酷かった」と言っていたので、少し安心しました。


これから色々と偉そうなことを書き連ねますが、あくまで個人の意見ですので、単にお前の好みじゃなかっただけだろと言われても、反論は致しません。映画自体を否定するものではなく、自分の感じたことを述べるだけということを、先に断っておきます。ちなみに、ネタバレしてます。




この映画が、まったく面白く感じられなかった理由を、自分なりに検証してみました。
バイト中に考えてみました。
たまにレジ打ち間違えました。
すみません。


○スケールの小ささ(物語、悪役)

派手な映像で、巨大なスケールの物語に見せようとしてますが、
実際、とても小さな物語です。
確かにウイルスの驚異は地球規模ですが、それを上手く描けてもいません。

一番問題なのは、悪役です。
敵は、Kこと九条が率いる、たったの五人で、特に強いわけでもない。
九条も、とりわけ頭が良くてLとの頭脳戦が盛り上がるというわけでもない。
L達が苦労するのは、もっぱら、自分からウイルスに感染した女の子についてです。
ウイルスのためにタイムリミットができてしまい、焦るわけです。
逃亡している身とは言っても、規模の小さい敵ですので、特に追われたり見つかったりはしません。
悠々と逃げ延び、その間、子供達とLの関係を長々と見せられるだけです。
もちろん、その絆を描くことは、子供を守るストーリーにおいては重要な部分なのですが、
どうも、うまくいっていませんでした。
関係を描こうとするシーンはあれど、どこか表面的でありきたりなのです。
それと、やはり緊張の糸が切れてしまうことも原因でしょう。
無能の悪役達は、なかなかLの足取りを追うことができません。
観客は悪役のことを忘れ、Lのコメディチックなシーンばかりを見ることになります。

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↑どこかスケールの小さな悪役達。特に魅力も感じられない。

結局、悪役達がL一行を見つけるのは、
親の仇をとろうとした女の子が、自ら九条に電話して、呼んでしまうからです。
女の子はもちろん、隠れていた九条の仲間に捕まります。
「ごめんね、一人で来るって約束、破ったの」という九条に
「卑怯者!」と女の子は罵りますが、
そりゃあ、そうでしょう。
殺されるために呼び出されて、一人で来る悪者なんていないですよ。よほど立派な悪人でもないと。


○動機不明瞭な登場人物たち

要するに、どうしたいのか分からない人だらけってことです。
悪者も、どうしたいのかサッパリです。
特に九条。急にあんな滅茶苦茶な動機を持ち出されても、アホにしか見えません。
飛行機飛ばせって言ってるけど、操縦士も感染してるから無理ですし。
どうしたかったのか分かりませんでした。


○逃亡劇スリラーの基本の欠落(FBIの存在)

逃亡劇は、主人公達が追い詰められてこそ成り立ちます。
ほのぼのとしたシーンがあること自体は問題ありません。
問題は、その間も、背後の驚異を観客に感じ取らせることができるかどうかです。

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↑メイド喫茶で休憩中の逃亡者達。もはや追っ手による不安感は感じられない。

逃亡劇では、まず外からの助けを期待できない方向へ持っていき、主人公を孤立させる必要があります。
確かに、敵はテレビ等を使ってL達を追い込もうとしますが、
ここで失敗なのは、ナンチャンFBI捜査官の登場です。
「ワタリ亡き後、我々が君を守る」と言います。
FBIが協力してくれる以上、それはもう孤立とは呼べません。
どこか安心感ができてしまい、サスペンスは長続きしません。
物語を逃亡劇に持っていくのなら、そういった外界の助けは入れるべきではありませんでした。

そしてここでも、スケールの小ささが出てきます。
出てくるFBIがナンチャンだけなのです。
九条が手にしているウイルスは世界をも滅ぼせるものなのですから、
しかも最初にアメリカを狙っているというのですから、
FBIが全面的に関わってくれば、あんな五人の敵くらい、すぐに殲滅できると思うんですよ。
なのに、ナンチャン以外のFBIが応援に来る気配はない。
これが、ナンチャンが実はスパイでしたというオチならまだ分かるんですが、そういうわけでもない。
これでは、単にスケールが小さな映画にしか見えなくなってしまいます。

しかもナンチャンはお笑い担当のようなのですが、
これが……全然、笑えなかったんですよね。どこか世界観とマッチしていないし。
何より問題なのが、映画に出てくる必要性が見出せなかったことですね。
いてもいなくても、まったく関係ない役でした。
それなら、思い切っていないことにしたほうが、孤立したサスペンス度も上がって良かったと思います。


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↑ワクチンを作る辺りになると、もう追っ手がいたことなど完全に忘れ去ってしまう。


○“一般ウケ化”されたL

この映画、前半はなかなか悪くないのです。問題は後半です。
どうして、後半から急失速してしまったのだろうと考えたのですが、
(逃亡劇が始まってナンチャンが登場した辺りから、急に物語は失速する)
どうも原因は、Lのキャラが『デスノート』の時と違っていることですね。

漫画は俺も好きで、映画版もそこそこ悪くなかったのですが、
俺の好きなLは、キラを捕まえるためなら手段を選ばないLでした。
犯罪者を実験台にし、拷問もし、盗撮もする。
キラを捕まえることが正義、それだけを貫こうとするLと、
世界を変える自分こそが正義だとするキラとのぶつかり合いが、面白かったわけです。
だから、やけに綺麗ごとを言うニアは、あまり人気がなかったのではないかと思います。


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↑キラを捕まえるためには、どんな犠牲でも払ったL。
  その乱暴なやり方から、周囲の捜査官に食いつかれることも。

今回のLは、途中から急に、「人間には未来を変える力がある」「あなたは生きてください」と、
どうもLらしくない発言を始めます。
正義の味方。それは、俺の望んでいるLの姿じゃありませんでした。
正義の名探偵L。それこそが、俺の中のLでした。
まあ、これは人それぞれですので…このくらいにしときます。


○魅力のない悪役

先ほども述べましたが、『デスノート』が盛り上がったのは、やはりキラの魅力です。
キラこと夜神月は主人公であり、Lの敵対者だったわけですが、
しっかりと自分の理念があり、感情があり、動機がありました。
カリスマ性もあり、ハンサムで、頭が良く、一見好青年で、かなり魅力的な悪役だったと思います。

今回の敵対者であるKこと九条は、Lと同じアルファベットの名を持つのにも関わらず、
機転、頭脳、策謀、情報力、どれをとっても、夜神月には遠く及びません。


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↑夜神月。まさにLの好敵手であった。


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↑Kこと九条。悪役として、何もかもが曖昧な存在だった……。
  関係はないが、この髪型がかなりイライラしました笑


○緊張感の無さ・サスペンス効果の低さ

これは、逃亡劇の話にも繋がるのですが、どうも緊張感が無いんです。
途中途中にほのぼのしたシーンがあるのは原因ではありません。
たとえユーモアをはさんでも緊張感を生み出せるのは、ヒッチコックなどの映画からも明らかです。
問題なのは、各シーンの演出の弱さでしょう。
“映画を見ている”という感覚を観客から消し去ってハラハラドキドキさせることができなければ、
サスペンス映画としては「負け」でしょう。
ウイルスの話も、KとLが対面するシーンも、ラストの空港のシーンも、
どこかグダグダな印象を受けてしまいます。



原作者はMと名乗り、本名を明かしていません。
これは誰だろうという憶測がかなり飛び交いましたが……
俺的には、本名を公表しなくて正解だったと思います。
社会的に抹殺されかねない出来でした。



色々書きましたけれども、要するに、これは「デスノート」のような心理サスペンスではなく、
松山ケンイチを主役に据えたキャラクター映画だということです。

ですから、楽しみ方によって、評価は分かれることでしょう。


あ、ちなみに、意外とグロイシーンが何回か出てくるので、
(そこまでグロクはないですが、ものすごく生理的嫌悪感を覚えます)
軽いノリで見ようとしている方は、ご注意ください。


それから、主題歌はいい感じでした。素敵でした。
レニー・クラヴィッツさんの、『アイル・ビー・ウェイティング』です。
いい曲です。ぜひ、聴いてみて下さい。
  


分かる分かるという人、馬鹿言うな最高に面白かったぞという人、
ポチポチッとしていただけましたら、幸いです。
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映画を見る前に復習を!
『デスノート』読んだことないという人は、衝撃の展開を!
ぜひ、その世界に没入してみてください。
↓↓


テーマ : L change the WorLd  - ジャンル : 映画

コメント

No title

前にサンシャイン2057を見た記憶があります(うる覚えですいませんw)まえにテレビでもありましたが写り込みが激しかったんですよね~

No title

サンシャイン2057はものすごく好きでした。
基本的にSFぽい話が大好きなので。
後半の展開も、まあ面白いのではないかと笑

No title

私もこの映画、つまんなくて堪りませんでした。
Lちゃうやん!って感じで(笑)
まぁデスノ映画を前編しか見てないので、つながりもわからなかったから、尚更だったんだと思うことにしてましたけど…
そうでもなかったんですね(汗)

No title

正直な話、この映画のストーリーを考えた人の意図がいまいち読めませんでした……。
つまらない以前に、物語としての意味が分からないというか……。
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