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5IVE ファイブ

5IVE[ファイブ]5IVE[ファイブ]
(2006/12/20)
ダリル・シムズ、デイビッド・アドリオール 他

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トランスフォーマー発の、ジャケットや宣伝が完全にsawパチモノ映画。

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解説
 「CUBE」や「ブレアウィッチ・プロジェクト」の大ヒットに始まり、「ソウ」のブレイクによって大人気ジャンルとなった「ソリッド・シチュエーション」。特殊な状況設定と謎が謎を呼ぶスリリングな展開が幅広い層の支持を集め、今最も熱いジャンルである。本作は、そんなソリッド・シチュエーション・スリラーの傑作!それぞれに事情を抱えた見ず知らずの4人が、停止したエレベーターの中で狂気に墜ちていく姿を、緻密に計算されたストーリーと斬新な映像で、スリル満点に描く。

あらすじ
 自転車便メッセンジャーのエリック、ビルの掃除婦サンドラ、エリート金融マンのマイケル、そして妊娠9ヶ月半の妊婦ジェニファー。互いに見知らぬ4人の男女を乗せたエレベーターが、突然停止した。エリックは、大事な電話会議の最中だったマイケルから携帯電話を奪い、救助を要請する。しかし、電話はうまく繋がらず、どれだけ待っても、助けがくる気配はない。そんな中、心臓病を患うサンドラが、突如苦しみ倒れてしまう。そして、マイケルは電話を奪われたことが原因で、大事な商談が破談に。さらには妊婦のジェニファーが産気づき…。
抜け出すことの出来ない密室の中、徐々に互いを信じられなくなっていく4人…。彼らを蝕んでいく狂気と、そこに差し出される拳銃…。繰り返される「5(ファイブ)」という謎の数字…。怒りと絶望の末、彼らはこの状況から「抜け出すため」に、最悪の選択を強いられるのだった。

さ あ 、 ゲ ー ム を 始 め よ う









全部、嘘です笑




ゲームを始めようつったって、
単に地震でエレベーター止まっただけやし。

助けも、待ってたら来るらしいですしね。


繰り返される「5(ファイブ)」という謎の数字って……
最後に生まれた赤ん坊を足して、エレベーターに乗り合わせたのが五人ってだけの話?


とまあ、パチモノとして見れば、突っ込みどころ満載なのですが、
コレ、製作した人たちは、まったくそんなつもりないと思うんですよ。

要するに、出ました、トランスフォーマーの悪行(笑)ですよ。

特殊な状況設定と謎が謎を呼ぶスリリングな展開だとか、
緻密に計算されたストーリーと斬新な映像でスリル満点に描くだとか言ってますが、

本編を見ると、まったくそんな内容ではありません。

静かで淡々とした映像、やけに悲しげな音楽、会話、
それらを見ていると、製作側が意図しているのは、明らかにヒューマンドラマです。


オープニングの美しい音楽や風景は、明らかに、
さあ、これから泣かせてやろう、という映画の始まり方でしたよ笑

絶望的な状況で、死を迎え、生を迎える。
死んでしまう者、自ら命を絶つ者、新たに生まれ来る者。

そしてラストは、感動的な歌とともに、命を謳歌する。


普通に低予算のヒューマンドラマとして見れば、そこまで悪くありませんでした。

パッケージ詐欺によってパチモノ映画とされたことで、
知名度は上がるかもしれませんが、映画としての成功度を下げてしまっているように思いますね。


絶望的な状況の中で頑張り、最後には助け合おうとする人々の姿には心打たれましたし。


解説に書いてること、逆だと思うんですけどね。

徐々に互いを信じられなくなっていく4人…というか、
最初はいがみ合っていたが、やがて─というほうが、近いと思います。

元々見ず知らずの相手ですから、徐々に信じられなくなるというのも、おかしな話でしょ。


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いがみ合う黒人と主人公。
遂には拳銃を持ち出しての言い争いに。




しかしラスト、黒人は死にかけ、妊婦は遂に出産を始める。
主人公は必死で、両方の面倒を見る……


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「僕の顔を見ろ。死ぬな。すぐに医者が来る」

「彼女を助けてやれ──」









。・゚・(ノД`)・゚・。



実はココ、かなり胸打たれました。感動しました。てか泣きました。



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無事、生まれる子供。
危機的状況の中生まれた、新たな生命。
生と死。
生きとし生けるものすべての命を歌い上げるように、赤ん坊が産声を上げた。


ものすごい感動したんですけど、
これ、なんとなく映画見たときの感動じゃないんですよね。

あ、そうか。

「世界丸見え」とか「世界仰天アンビリバボー」とかの、
再現ドラマなんかを見たときの感動なんですね。
そういうのにありがちな話ですし。

見終わった印象は、そんな感じでした。


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最後のホームビデオのくだりも、
音楽が相まって感動的なのですが、
どことなくyoutubeなんかでの追悼ビデオ的な雰囲気です。

まあ、その辺は低予算映画ですからね。


一つ感動したのは、一番最後、映画の終わり、エンドクレジットの最初に、
音響技師リー・ハウエルに捧ぐ。って出たんですよ。

映画を作ってるうちに亡くなった人なのかな、とか、
製作した人達の仲間なのかな、とか色々と考えていたら…。゚(゚´Д`゚)゚。

つまり製作した人たちは、音響技師さんへ捧げるという気持ちもこめて、
真剣に生と死の映画を撮っているわけでしょう?
それを、パチモノみたいにして、さらしものにするのは、どうなんでしょう。

ちょっとだけ、怒りがこみ上げますね。


でもホント、世間で酷評されてるものですから、かなり警戒して見たんですけど、

これはこれで、悪くなかったですよ。

ヒューマンドラマとして、普通に見られるレベルです。

確かに中盤、ダレたりはしますが、毛嫌いするほどではありません。
もっと退屈な映画、山のようにありますから。


というわけで、警戒してた割には、そこそこでした。

さすがトランスフォーマーといった具合です。

『ターミネーターX』といい、『スペース・インパクト』といい、
ジャケットの嘘具合は、本当に見事です。

しかし、『スペース・インパクト』はラストは良かったですし、今回の作品も悪くなかったので、
騙されるの分かった上で借りてみると、意外とアリかもしれませんよ。
『ターミネーターX』は単純に笑えましたし。


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テーマ : B級映画 - ジャンル : 映画

コメント

No title

タイトルはブラピのセブンのパクリで中身はsawですか・・いやパッケージだけですねwなんとも救いようの無い映画ですねw話は変わりますが最近B級映画の法則を見つけました。参考にw             
1、~と~を超えたスーパーアクション!とゆうようなほかの映画の名前を使う。例(マトリックスのアクションとサインのスリルが混ざった驚愕のアクションエンターテイメント!)                                                                                                                                                2、!の数が多い。例(この男、最強!!!)!は危険度と考えていいですwあとはパッケージ詐欺とかですね。

No title

パッケージ詐欺は、もはや、わざとやってるとしか思えないですよね笑
多分、会社側も、結構、楽しんでやってるんじゃないかって気がします笑笑
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