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スペースバンパイア

スペース・バンパイアスペース・バンパイア
(2008/03/05)
ピーター・ファース、スティーブ・レイルズバック 他

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一昔前のSFファンなら知らないものはいないであろう、名作。



以下、Wikipediaより引用。

スペースバンパイアは1985年に制作されたイギリスのSFホラー映画。原作はコリン・ウィルソンの小説「宇宙バンパイア」より。原題は「LifeForce」。

76年周期で地球に最接近するハレー彗星に紛れ、宇宙から人間の生命エネルギー(精気)を吸い取る吸精鬼(スペースバンパイア)が飛来する。 ハレー彗星探査船スペースシャトルチャーチル号は、彗星の近くで謎の宇宙船を発見。中に2人の男と1人の女が入ったカプセルを見つけて回収した。一ヵ月後、チャーチル号は地球との連絡が途絶える。救援に向かったコロンビア号が見たものは火災を起こし焼け爛れた船内と、全く無傷だった3つのカプセルと人体であった。

カプセルの3体は解剖のためロンドンの宇宙センターに運ばれる。そのうちの女が突如起き上がる。女は警備員を誘惑し男から精気を吸収し殺害、センターを脱走しロンドンの街へとまぎれる。犠牲となった男も2時間後に蘇り、人間の精気を吸い取りバンパイアと化す。やがて犠牲者が犠牲者を作り出していく。

そんな中、チャーチル号の脱出カプセルがテキサス州に落下し、船長だったカールセンが帰還する。カールセンは彗星の近くで謎の宇宙船からカプセルを回収した後、チャーチル号の乗組員が次々に変死を遂げていくのを見て、このまま地球に持ち帰るのは危険と判断し船に火をつけたと告白する。

その夜カールセンが眠りについていると、夢の中に女バンパイアが現れカールセンと接触を図る。ファラーダが催眠術を使いカールセンの深層意識から女バンパイアの居場所を探り、カールセンは英陸軍特殊部隊SASのケインと共に追跡を開始する。しかしそれはバンパイア達の罠で、2人がロンドンを離れた隙をつき、バンパイア達は仲間を増やし、気がついた二人が戻った時にはロンドン中がバンパイアの群れで溢れかえる地獄絵図と化していた。

カールセンはケインに真相を話す。自分が女バンパイアとチャーチル号で肉体関係をもってしまい、お互いの情報とエネルギーを与え合ったこと、女バンパイアはカールセンに与えたエネルギーを取り戻したがってると、そしてそれら証拠隠滅のためにカールセンがチャーチル号に火をつけたと。やがてファラーダからバンパイアの弱点を知ったカールセンは決着をつけるべく女バンパイアの元へ向かうのであった。


スペースバンパイア
宇宙から飛来したあらゆる生命エネルギー(精気)を吸い取る吸血鬼(吸精鬼)である。姿は自在に変えることができ、作中登場した人型のバンパイアも主人公カ-ルセンが望む理想の女性(男性型もそうなのかは不明)で、正体は巨大な蝙蝠である。吸い取るだけでなく、相手の体に乗り移ることもできる。バンパイアに吸われた人間もまたバンパイアと化するが、それらは2時間ごとに生命エネルギ-を補給しないと本当に死んでしまう。


解説
当時、ホラームービーの第一人者トビー・フーバーを監督に、C・ウィルソンの原作を元に特に後半を大幅に改編し当時のSFXの粋を集めて作り上げた作品。精気を吸い取るシーンや、集められた精気がエネルギ-の塊となってロンドンを飛び交い、その中をゾンビと化したバンパイアが跋扈するシーンなど見るべき点は多いのだが、それらに比べてストーリー性には欠けていており、ダン・オバノンやヘンリー・マンシーニなどの豪華スタッフを集めて作られたにも関わらず興行的には失敗したため、しばしば「豪華スタッフを集めて作られたB級映画」の代名詞扱いをうけてしまう。

いまだにこの作品について語るサイトは多いのだが、大半はセクシーな女バンパイアを演じきったマチルダ・メイ、もしくはヘンリー・マンシーニらしからぬ豪快なメインテーマ音楽の話になっている。また悪魔のいけにえとは別の意味で、子供には見せられない作品にもなっている。



どこのサイトを見ても、エイリアン役の女優のヌードの話とか、
かっこいいメインテーマの話ばっかりなのですが、
俺は、普通にこの映画、大好きです。

いくらストーリー性が弱めだとは言っても、最近の映画、
例えば『トランスフォーマー』やら『ドラゴンウォーズ』やらに比べると、
全然、普通に濃い内容です。
むしろ、結構短い間に色々起こるので、俺は普通にストーリーも面白いと思いますけどね。
良い展開だし、切れ味もいいです。

宇宙で発見される謎の物体、
通信の途絶える宇宙船、
地球上で広がっていくヴァンパイアの疫病、
次から次へと人体を乗り移りながら行動するエイリアン、
『エイリアン』やら『スピーシーズ』やら『ヒドゥン』やら『ゾンビ』やら、
名作SFの要素が全部入っています。


冒頭の宇宙でのシーンは『エイリアン』
地球での女エイリアンとの追いかけっこは『スピーシーズ』
ラストの街での大群ゾンビは、『ゾンビ』やら『28日後...』
といった具合で、結構おいしいB級名作映画です。

子供の頃に見たイメージで、エロかったような記憶があったのですが、
久しぶりに見返すと、単に全裸の女がたまに出てくるくらいなので、
こんなのエロじゃねぇ!って感じで平気でした。
ですので、そんな感じで敬遠している方がいましたら、
普通に名作SFパニック映画ですので、楽しんで見れると思います。

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初めて見た時は、てっきり、宇宙船が舞台の映画かと思っていました。
乗組員も結構多いですし、そこでの『エイリアン』と『スピーシーズ』を足したような話なのかと。

そしたら、あっさり、一ヵ月後。

交信の途絶えたチャーチル号への呼びかけを繰り返す地球側。
無言のチャーチルが、宇宙を静かに漂っている。
不気味なシーンです。


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地球で起こる事件。
軍部やら宇宙センター局員らは対応に追われる。


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閉鎖された町の中では、ゾンビのようなヴァンパイアが蔓延。
次々と仲間を増やし、増殖していく。
結構お金をかけていて、崩壊していく町の様子は大規模に描けているし、
エキストラの数も結構、多い。普通に、『28週間後...』みたいな具合です。
後半の、燃え盛る街の中での大勢のゾンビとの追いかけっこは、
小説とはかなりかけ離れてしまっていますが、見せ場の一つとなっています。


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誰がエイリアンに乗っ取られているのか。
誰が既にヴァンパイアと化してしまっているのか。
といった愉しみの要素も、少々加わっていて面白い。


B級SFのお手本のような作品ですので、
興味のある方は、是非ご覧になってください。
こういうの好きな方なら、まず損はしないと思います。


興味が沸いたよという方や、コレ知ってるという方は、
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テーマ : DVDで見た映画 - ジャンル : 映画

コメント

これは(・ω・`)

スペースシリーズでつね・

この作品の前に販売された、スペースインベーダーも良い感じのB級だと思いますが・


スペースバンパイアは、面白い分類ですね・

吸血鬼になった方は、偏に汗をかきはじめ・
軍も友人もバンパイアに変わる中で・・
最後の教会のシーンは一体何人の人を入れ込んだのか・
知りたいですが・

No title

これは、かなり良くできた映画の部類だと思っています。
サスペンスで見せる部分も多かったですし。
『エイリアン』の人が脚本を書いてるだけあると思います。

No title

すみません、下から3番目の写真の右はヴァンダムですか?

No title

言われてみれば、見えないこともない……笑笑

幼少の頃は 当事ホラーブームでして、昼間やゴールデンの時間帯でもバンバン ホラーの映像や予告が流され 耐性の無かったガキだった頃の私は怖くて怖くて夢にも出る程だったのですが、あれから数十年、人間変わろうと思えば変わるものでも[流血沙汰と怪物の大好き]な一映画好きと 化した訳です。 今のCGの派手に動くホラーも好きですが、当事の何とも感覚に残る皮膚感嫌悪感、逆にCGより万能でないからこそ演出や効果で魅せるSFXも渋くて大好きです。
丁度、気になっていた一つ[スペースバンパイア]、幼少の頃 裸の姉ちゃんのエロさとゾンビの怖い映像に悩まされた作品の一つ。詳しく丁寧なレビュー 大変 参考になりました!!
街を闊歩するゾンビの大群・・ソソる!!
今から近所のレンタル屋に直行したいと思います!
それでは 失敬。
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